《日本全国に蔓延する“勘違い病”》
今、日本全国に蔓延しているコロナより恐ろしい病気がある。
その名も“勘違い病”。
[優しさ]と[弱さ]、[寛容さ]と[甘やかし]、[厳しさ]と[冷酷さ]、[大らかさ]と[怠慢さ]、褒めて育てる事の本当の意味をはき違え、善行を行っているような陶酔感で間違いを平気で行う。
寛容さとは、是非を曖昧にすることではなく、我儘を許すことでもない。
違いを認めながら、決して差別せず同等に扱う事。
そのような懐の大きさを指して、寛容と言います。
人間は、不便をかこって生きてきた。
理不尽さを味わいながら成長してきたのです。
形式だけの規律や意味のない厳しさや暴力は教育の現場から排除すべきだと思いますが、誰に対しても平易で甘美な匂いを振りまくような“キレイ事”教育方針は止めてもらいたい。
変な人間が育ってしまいます。
日本人の教育方針を決めて実行しているのは“文部科学省”でしょうか?
“ゆとり教育”という愚策を平気で推し進め、責任を取らない連中。
その間、確実に日本人の理性や感性は“劣化”し始めております。
虐めの問題、差別の問題、TV文化の悪影響とメディアに対する事業規制、誰もが情報を追いかけ、そして情報に追い回され、誰かの評価基準によって判断され、格付けされて行く。
多くの人間が、海を見ず、空を見ず、山を見ず、星を見ず、月を見ず、花を見ず、人を見ず、携帯画面を見つめて過ごす時代。
かつて日本人が心から願い、素敵な世の中を目指した結果が、噂や嘘などの情報に引きずり回され、虚と実の見分けが出来ない世の中になってしまった。
挙句に携帯画面を見て自分と人を比較しないと安心出来ず、安心したら今度は「ねぇねぇ見て~」と自慢し始める始末。
“見せびらかしたり、自慢したり” 映えると言う[見栄え]だけを死に物狂いで追求する『これ見よがしの自慢文化』。
“誰かが描いた夢や可能性の輪郭線の内側を一生懸命塗りつぶすだけ、まるで塗り絵のようにつまらない未来” ガイドブックを見るように、携帯画面に頼らないと不安で禁断症状が出るようだ。
兎に角、“浅ましい”のだ。
オイオイ政治家たち、警鐘を鳴らせよ!
良い国、より良い世の中にするのはお前たちの仕事ではないのか?
賄賂を貰って私腹を肥やす暇はないぞ。
国会議員、黒塗りのお抱え運転手による送迎車じゃなく、一度、電車やバスに乗ってみろよ。
お前たちが代表している我が国の国民が、車内でほぼ全員が携帯画面を見ているぞ!
決して携帯電話機が悪いわけじゃないが、この有様を見て、君らは何も感じないのか?
これで、現代人は本当に幸せなのかね?
やはり、幸せの定義をもう一度し直す必要があるのだ、と思います。
人生の目標をキチンとリセットする必要があるのでは。
古来より、生まれた者が目指すべきは人生の目標は、『ハッピーエンド』なのでありますから。
[弱者に対する思いやり]
[言葉ではなく、相手の心中を察する感性と美徳]
[誰も観ていなくても評価が無くても、例外なく礼節を重んじる高潔な精神性]
[損得だけを行動の規範としない公明正大さや沈着冷静さ]
[間違いを犯せば素直に非を認め、謝罪する謙虚さと潔さ]
[失敗を他の所為にするのではなく、その責めを自らが負う自己犠牲と謙譲]
などなど、己を如何に人と世の中の役に立たせるか?
どのように自分を活かしていくのか?
どのような自分であろうとするのか?
結論、“自分の活かし方”、即ち己の人生観を決める作業や教育が、現代の教育現場や家庭内の親子の会話から根こそぎ抜け落ちている気がしますが、いかがでしょうか。
それこそが私には人間が生きていくために一番大切な『心の芯』に思えるのですが。
そのように教育の現場で情熱を燃やしている方々、そのような躾を家庭内で大切にしている親御さん、皆様の努力が今とても重要な時代を迎えております。
そして、その努力は無力のように思われますが、しっかりとバトンのように襷のように次世代に受け継がれていくと思います。
今日を憂いながらも、しっかりと明日に目を輝かせて生きて行きたいものですね。
最近目にした“会津藩士の言葉”が凄く胸に響いています。
日本で一番心美しい人間が住む(司馬遼太郎談)福島県・会津若松市の人々が、今も心にしまっている言葉だそうです。
『義に死すとも、不義に生きず』
一年の締めくくりのブログで、また難しいことを呟いてしまいました。
お許しください。
弊社 ㈱WAO! は、今年2022年も多くの皆様にお世話になりました。
全社員を代表して心より感謝申し上げます。
コロナ禍やロシア・ウクライナ戦争、物価高や円安、安倍総理の暗殺や統一教会問題、色んな波風をどうにかこうにか乗り切って、やっと年の瀬を迎えることが出来ました。
来年2023年も、今年以上にドラスティックな一年になると思いますが、私たちは“知恵と勇気と情熱”で立ち向かっていきます。
また、今年以上に素敵なアートを皆様にお届けいたします。
来年も、皆様にとって良い年となりますように社員一同、お祈り申し上げます。
一年間ありがとうございました。
(株)WAO! 代表取締役社長
和 田 英 作
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【ギャラリーWAO!】
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