《自己判断の訓練》

寒い寒いと言っていたのがウソのように、着ていく服がどんどん薄くなり、冬物を次々にしまい込むと桜の花がほころび始め、ドーンと待ちわびた[春]が目の前に現れました。
コロナも少しづつ終息しつつありますし(感染法上で2類から5類へ)、長い間辛抱した❝マスク❞の息苦しさからも徐々に解放されるようです。
ドラマや映画を観ているような感動の連続で、WBCの優勝で元気と勇気までもらいました。
世界一となった日本の代表メンバーたち、心からありがとう!お疲れ様!あとはウクライナとロシアの戦争が終結する事を祈りたいですね。
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本当はコレでブログのVol-28は終わってよいのですが(話しが長いとお叱りも受けましたので)、少し触れておきたいことがあります。
小学校の児童や教師の皆様から順にマスク着用は任意となりました。
また、公共の場や人込み、医療関係の空間などでは極力マスクを着用継続してほしいとのことでした。
ところが多くの小学生たちは、マスクを着用し続けているようです。

原因は、
①厳しく着用を義務付けられたので、着用が習慣になった。
②自分だけマスクを外すのが怖い。
③自己判断ができない。
などらしいのです。

大人たちも同じような現象は生じているみたいです。
日本人は他の人種と比較すると、ビックリするくらい従順で素直です。
そして忠義心も厚く責任感も強いのですが、自分で判断することが苦手です。
すなわち、日本人は古来より従うことを目的に鍛えられてきましたし、忠義心と言う美徳まであるわけですから、自分の意見や自分の個人的判断は組織にとっては評価されない❝エゴやわがままや自分勝手❞と片付けられてきたのです。
ですから❝自己判断❞がとても苦手で、❝自己表現❞と言うパフォーマンス力も非力です。

 

『自由に思い通りにやりなさい』ではなく、『これはダメ、あれはダメ、と禁止すること』で人の教育を始めた日本型教育・指導の弊害が出てきましたね。
今でも、街中で子供に向かって[ダメ!]を連呼している母親を多く見かけます。
かと思うと、公の空間でキーキー大声で喚き散らして、暴れまくっている我が子を叱りもしない親たちもいますね。
『教育』の本来の目的は、言う事を聞くYESマンや盲従する人間を作り出すことではないはずです。
価値や情報が多様化する世の中で、しっかりとした見識を持ち、正しい判断が出来る個人を育てる事が目的です。
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人の真似をし、人の考えや指示に盲従し、個人としての意見も思想も持たない。
日本国及び日本政府は、過去にも政治上の過ちを犯し、その責任から逃げて来ました。
ですから、個人が国民として、しっかりとした判断基準を持たなければなりません。
特に、『教育』は未來の日本人を産み出していく作業なのですから、大人一人一人の大切な課題だと思うのです。

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