みなさんこんにちは！
WAO!のメルマガ『WAO!ART～アートを身近に』担当の松本です。

このメルマガのテーマは「アートをどこまでも探求する」です。
アートにまつわる面白い話、裏話、深い話、新しい話、そして今さら誰にも聞けない当たり前の話など、様々なテーマに対し、このメルマガを通して果敢に切り込んで行ければと考えています。

それに対するみなさんのご意見もお伺いできれば最高です。

ちなみに、良い絵ってどんな絵だと思いますか？

「良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。
どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない」
　　横山大観

のっけから厳しい話になりました。
要するに、絵とは、理屈ではないということを言っているのだと思います。

理屈ではない・・・・そうなんです、ごもっともです、と納得してしまうとこのメルマガを発信する意味が早くもなくなってしまいます。

WAO!のメルマガ『WAO!ART』では、「良い絵」について、思いっきり哲学してみようというのも大事なテーマです。
ただこれについては、ぜひ、みなさんと一緒になって考えていきたいと考えています。

なぜなら、「良い！」と感じる絵は、人それぞれ異なっているからです・・・・。

「美には二つの種類がある。
一つは本能から生まれてくるもの、
もう一つは入念な研究の結果から生まれるもの」
　　ポール・ゴーギャン

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「画商の目から見た美術展」
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先日、福岡の九州国立博物館で開催された「至上の印象派展　ビュールレ・コレクション」に行ってきました。酷暑の中、たくさんの来場者があり、改めてモネやルノワールなど印象派の画家たちの人気の高さを実感しました。

この絵画展は、スイスの実業家エミール・ゲオルク・ビュールレが生涯を通じて収集した作品を一堂に展示する内容でした。
個人的には、目玉となっていたルノワールの「可愛いイレーヌ」よりモネの「睡蓮」の方に感動。
隙間なく埋め尽くされた緑色の池の水と睡蓮の華やかさに圧倒されました。
とにかく大きな絵で、これを描いたモネの執念を想像させられるような作品でした。

ただ、画商として気になったのは、やはり出入口付近で販売されていた版画？のような作品です。
３Dプリンターの技術を応用して制作されており、油絵具の凹凸まで再現した作品とのことで、手で触れることも可能というもの。。。

どうも売れると小さな赤い〇シールが貼られているようで、「可愛いイレーヌ」には１００個以上のシールが貼られていました。

販売価格が二十万円弱くらいでしたから、ざっと計算すると・・・いや、やめときます。
でも多分、あの作品が百貨店や街の画廊に展示されていてもあれだけの点数が売れることはないのではないかと思いました。

感動とは「感じて」「動く」と書きますが、やはり大きな感動の中であの作品に出合うと、財布の紐も緩んでしまうのかもしれませんね。。。

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「絵をどこに飾る？」
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展示会をやっていると、必ず話題になるのが、買った絵をどこに飾るのかという問題です。
そういう時、３つのポイントをご紹介しています。

1つ目はお玄関。玄関は、家の顔であり、人をお出迎えする場所であり、「はじまり」と「おわり」が同居する大切な場所です。
やはりお玄関は、素晴らしい絵を飾って空気を清浄にしたいところです。

そして2つ目が、リビング。最も滞在時間の長い場所であり、くつろぎの場です。
たまにはテレビを消して名画を鑑賞する時間を作ることも、生活を豊かにするうえで大切にしたいところです。

そして最後に、床の間のご提案をしています。
床の間は、古来、神様のおりてくる場所とされており、家の中でも最も神聖な場所です。

また近くにはお仏壇が置かれていることも多いので、ご先祖様への敬いの気持ちを表現する意味でも良い絵を飾りたいところです。

以上、三ケ所をご提案させて頂いていますが、最近、増えてきた「第4のお飾りポイント」があります。

それは、トイレです。
最近、トイレに高い絵を飾られる方が増えています。

トイレは家事のことも仕事のことも忘れてぼーっと出来る場所です。
そういう時、目の前に名画が飾られていると、感動も大きくなるとのこと。

そんなに大きな絵は飾れないとは思いますが、だからこそ積極的に掛け替えなどして、名画を楽しむ時間を作られてはいかがでしょうか。

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「最新のアートニュース」
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８月２９日（水）～１０月８日（月・祝）まで、
京都国立近代美術館にて、
ついに『生誕１１０周年　東山魁夷展』が始まります！
（弊社も出口販売で参加しています）

もしご興味がおありになる方は、ぜひ旅行ついでにでもお寄り下さい。
東山魁夷も愛した古都京都を堪能しながら、画伯の作品に触れ合えば、
最高の時間となることは間違いありません！

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実はここに書き切れなかった情報などは、今後ブログでも掲載予定です。

情報の密度は回を追うごと濃くなって行くと思いますので、ぜひとも楽しみにお待ち下さい。