こんばんわ。
ワオのメルマガ担当の松本です。
桜の季節も過ぎ去ろうとしています。
皆さま、お花見はされましたか?
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来年開催される東京2020オリンピックのトーチのデザインが、桜になりました。
桜は、日本人にとって最もなじみの深いモチーフであり、絵画作品のテーマと
しても必ず登場するシンボリックなモチーフです。
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日本史の中で有名な花見といえば、1598年4月20日、豊臣秀吉が京都の醍醐寺
三宝院裏の山麓で催した『醍醐の花見』が有名です。
招待客は約1300人、参加した女性たちは2回の衣装替えが命じられ、一人につき
3着ずつ着物が新調され、衣装代だけで現在のお金に換算すると39億円もかか
ったとされています。
派手好きのいかにも秀吉らしい催しです。
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桜をモチーフとした絵画作品で有名なものはたくさんありますが、特に有名なの
が、横山大観の『夜桜』ではないかと思います。
ローマで日本美術展が開催される時、日本文化を世界に紹介するため大観が
選んだモチーフが桜でした。実業家の大倉喜八郎が100億円の資金を負担し、
参加する画家、作品の選定から会場での展示方法まで横山大観に任せたことで、
大観にとっても絶対に失敗できない大勝負となりました。
東京2020オリンピックのトーチのデザインもそうですが、海外の人だけではなく、
日本人も納得するモチーフは、やはり桜なのかもしれません。
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今年は元号も『令和』に改められ、新しい日本がスタートする年になります。
果たしてどのような時代になるのでしょう。
『初桜 折りしもけふは 能日なり』(松尾芭蕉)
来年の春も良い花見が出来ますことを切に願います。
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