おはようございます。
ワオのメルマガ担当の松本です。
そろそろ梅雨入りです。
すでに一本、傘を紛失してしまいました。
気に入っていた傘だっただけに残念です。
ちなみに、今年の二月に亡くなられた日本文学研究家の
ドナルド・キーンさんですが、日本の雨が好きだったらしく、
「雨で緑の葉が洗われて美しい」と話されていたそうです。
雨といえばどうしても予定を狂わされたり嫌なイメージを
持たれがちですが、好意的にとらえれば、
世界はもっと素晴らしいものになるのかもしれません。
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さて、少し前の出来事になりますが、
ゴールデンウイークに北九州市立美術館分館で鑑賞した
『千住博展』について報告させて頂きます。
イベントの核は、高野山金剛峰寺の「茶の間」と「囲炉裏の間」に
奉納された襖絵になりますが、これが本当に美しかった・・・。
もみ紙で描かれた断崖図の美しさもさることながら、やはり、
なんといっても滝の絵が凄かったです。
千住先生の滝の絵といえば、背景を墨で黒く塗り、その上から
膠でといた胡粉を垂らし、滝を描くというか、滝そのものを
紙の上に作り上げる、という技法で有名なのですが、
今回は、背景を作るうえで重要な墨は一切使用せず、
すべて岩絵の具で描いているということでした。
この背景の黒が、よく見ると、青にも見える・・・
この不思議な感覚は、実際に見て体験しなければわからないと思います。
北九州での千住博展はもう終わってしまったのですが、
これから、九月に神戸、十一月に愛媛で同イベントが開催されますので、
旅行がてら見に行かれても良いのではないかと思います。
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しかし、今年も、もう折り返しの季節です。
一年が、年々早くなっているような気がします。
子供の頃は、一年が本当に長くて、季節はもっと自分のそばにあったような気が
するのはなぜでしょう・・・・・。
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