[新時代のアートについて]

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現在愚かなる我が国の大馬鹿マスメディア各社が、目の色を変えて『北京オリンピックにおける獲得メダルの勘定とジャッジ競技における審査基準の不透明さ』『ロシアによるウクライナ侵攻の緊迫化』『国内のコロナ感染数の拡がり』、毎日毎日こればかり。
我が国の『建国記念日』もほったらかし。
国民すら『建国』の意味を知らないし、知ろうともしない。
ヨーロッパの各国やアメリカなど、多くの犠牲を払って独立国として国家を建国した国々にとっては、何よりも重要で意味深い記念日のハズですが。
日本は何処からも独立・建国することなく、神話の世界にある(古事記・日本書紀)天皇さんの国造り伝説に国の成り立ちの基本を置いてますし、その神話と天皇の権威を守るための宮内省までおいて固守しています。
本当におかしな国です、今の日本は。 

さて、イライラする不愉快なお話はココで一度終止符を打ち、お約束の『新時代のアート』について、今回は語りたいと思います。 
今日の芸術やアートは、各時代背景に裏打されたスピリッツ(精神)によって形作られて参りました。 
イギリスで18世紀半ばから始まった産業革命は、様々な技術革新を産出し、豊かなる実を20世紀に向けて残しました。
そして人類の近代化の大きな礎となりました。
その中で、社会や国家の在り方
(民主主義や社会主義)や人間の生き方や暮らし方も大きく変革され、たくさんの争いや戦争をくぐり抜けながら、今の世界に辿り着いたわけです。
勿論、エネルギーの変遷も世界中に大きな影響を与えました。
石炭から石油、これらは世界中のモータリゼーション文化を創り出しました。 そして今は、環境破壊の反省と懸念から、電気や原子力へのエネルギー依存を余儀なくされています。
ただし、原子力だけは両刃の剣ではありますが。 

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数多くのアーチストたちは、宗教や民族意識、思想や哲学等に影響を受けながら、自己を主張し、美を追求し表現してきました。
ある時は、富や権力の象徴・ステイタスシンボルとして、ある時は、宗教上や商業上の宣伝PR手段として(プロパガンダ)、ある時は空間のディスプレイとして演出の小道具になり、ある時は私たちの目を楽しませ、心や魂に安らぎを与える癒しの象徴として、アートは様々な用途に用いられるようになりました。 
これからの新しい時代に向けて、アートは何を目指すのか?!
アーチストはどのようなアートをクリエイトするのか?!
さあ大変。

表現の手段は日進月歩、余多有ります。
これまでも多くのアーチストが、様々な表現を創出してきました。
テクノロジーを使えば、量産性も同時性も高まりますし、表現の幅や可能性は無限に拡がります。
それらによって世界のマーケットを相手にも出来ますが、妨害やフェイクも多く虚虚実々としていますし、著作権などの辛味も複雑化しております。
そうそう、今話題の“バンクシー”のように神出鬼没さで奇を衒うのもありですね。
私は大キライですが。
特に“バンクシー”のような姿を見せないアーチストは卑怯千万、自分の発言や表現に責任を持たない者や発信者である者自身が顔を見せないのはアーチストとしての資格すらありません。
話題性だけで戦うのは止めてほしい。
私はそう考えます。
それとも、世界一の”はにかみ屋”“照れ屋”なのかな?

産業革命以降、[絵画]よりいち早く産業化した[音楽]の世界はどうでしょうか?
絵画よりいち早く産業化し、評価基準の標準化やルール化・法律化など、それをビジネスとする事業者間のコンセンサス作りやコンプライアンスなど、画商の世界よりも遥かに進んでおりますが、ココでも表現や発信方法の技術革新により新たな問題が発生しているようです。
著作権なども複雑化し、ダウンロードにより多くの利益や権利が不当に侵食されているようです。
やはりテクノロジーの進化やデジタル化は、便利の良さと対価の様々な問題を産み出しているようです。

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まあ、“音楽業界”は山積する様々な問題や課題を解決しようとする者たち(アーチストと業者)が圧倒的に多いハズですから心配はないですね。
それに比べると “絵画業界”は本当に情けない。
山積する問題や課題を解決しようとする力
(画商とアーチスト)は皆無に等しい。
保証書や鑑定書の発行義務付けに関しても、百貨店や画商たちは見向きもしません。
自前で創業以来発行し続けているのは弊社くらいです。
これは“手前みそ”になるかもしれませんが、弊社の取り組み姿勢であり誇らしいことであります。

このようにたくさんの問題や課題を内包しながらアートの世界は時間軸を進んでいきます。
だからこそ声を大にして言います。
私の画商歴45年の経験則と直感で言わせていただきます。
こんなに価値が多様化・複雑化した世の中で、未来に向かうアートに絶対必要な
4大要素は、

1.『判りやすくシンプルであること』

2.『圧倒的なインパクトと存在感があること』

3.『誰も真似できないオリジナリティがあること』

4.『ナショナリズムを捨て、インターナショナルに徹すること』

であります。
弊社WAO
は、このような基準で新しいアートとアーチストを洋の東西に関係なく、発掘・育成していこうと考えております。
どうぞ皆さま、ご期待ください。

 

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