《株式会社 日本 という発想》

WAO! の展示会セクションは、仕事柄全国各地へ赴きます。 

北は北海道から、南は沖縄まで人口3~20万の規模の市から県庁所在地の政令指定都市まで。
しかしながら、どこに行っても共通して言えるのは商店街やアーケードはシャッターが閉まったまま。
Rや私鉄の駅前は何処に行っても閑散としています。

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特にコロナが蔓延して以降はヒドイ。
前回のブログで触れましたように、ここ20年間の日本の経済の疲弊ぶりは甚だしい。
その上に高齢化と少子化、気象変動による災害の多発、円安による物価高騰。
新しい産業の促進も上手くいかず、地方経済は観光資源を活用した観光産業か、メジャーな企業の誘致や原発稼働に頼るしか生き残る選択種が無いようです。
このままでは、地方経済は必ず破綻します。
農業国であった日本の農地を減らして工業立国を目指したつけが食料自給率を著しく下げ、輸入に頼らないといけない状況を作りましたね。
高度成長期に存在してた“親方日の丸”のような時の勢いに頼っただけの企業経営者とは違い、今の社長さんたちはとても勉強熱心ですし、たくさんの情報にも囲まれている。
しかしながら、国の援護射撃が遅いものだから起業してもなかなかうまく軌道に乗れない。
役所には知恵や想像力に満ち溢れた人材はいない。

ハッキリ言って、今の日本の経済危機は政治と地方行政の責任です。
戦後に生まれた絶好調な企業や産業に乗っかって、何の先見もなく行政統治を行って来ただけじゃないですか。
大事なのは、“先見”
未来を見る視点。 そういう視点を持った役人がいない。
早く公務員の半分以上はIにした方が効率が良いと思う。 

この“先見”に基づいて今の沈みゆく日本に今何が必要でしょうか?

大きな声で言いましょう
『富国強兵』『殖産興業』です。
今のウクライナを観て、“平和”とは何か?
再度、我々日本人は考えないといけません。

[青臭い平和論]は無用です。
戦争が好きな人間はいません。
人を殺めるのが好きな人もいません。
しかし、ウクライナの人達は、現実から目を逸らしていません。
プーチン率いる理不尽なロシアという大国を恐れず、現実と向き合い戦っています。

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だれも逃げずに、皆、ゼレンスキー大統領をリスペクトし従っています。
“国民の命を守る”ということは一体どういうことか?
“国を守る“ということは一体どういうことか?
”自由を守る”とは一体どういうことなのか?
“自由”とは何か?

平気で約束やルールや法を破る国、嘘を平然とつき真実を隠蔽・歪曲しても悪びれない国、人命を何とも思わない国。
本当にいるんですよ、国権を侵害し人権を平気で無視し人命を軽んじるロシアや中国や北朝鮮のような国が。
社会主義の皆さんは、いつも平気で噓をつきます。
絶対本当のことを隠したがります。
嘘を大声で言い、真実は小声で言います。
社会主義はこのようにして成り立っているのです。
このような危機が、いつも我が国を取り巻いていることをもっと真剣にとらえるべきです。
それにしっかり対峙した上で、我々の安心と安全な日常生活が担保出来るのですよ。

今の日本のおける『富国強兵』策は、安全保障上の同盟国アメリカと歩調を合わせるしか方法が有りません。
いやアメリカには世話になりたくないという方々は、日本独自に最強の武器を製造して、強い軍隊組織を配備するしかありません。
まぁ、その前に自衛隊を軍隊にする必要がありますけど。
さらに、その前に憲法9条を変える前提が有りますね。
『殖産興業』という考え方は、“政府による新産業の育成”ということになります。

近代化を目指す明治の日本が、西洋に比肩するために国家の近代化の為に行った産業保護育成政策です。
コレが今の日本に必要だと思うのです。

具体的には、ライフラインである『通信(電波)』『水』『電力(原発も含む)』『ガス・石油などの燃料』は国営化、特定の民間企業がライフラインを盾にとって暴利をむさぼってはいけません。
特にNTTのように、ドサクサに紛れて公社から転身したような鬼子のような存在は認められません。
大声で言いたい! 黒電話の権利金返せ!

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新しい成長産業には惜しまずドンドン支援をして行く。
そんな注目産業には、地方銀行のような役立たずではなく、日銀が融資を直接的に積極的に行う。
今の日本の銀行は事業や産業の将来性や成長性、そして国家にとって必要な事業であるか否かの判断は出来ません。
そんな能力はありません。
数字しか見ていないからです。
そういう教育と指導を行って来たからです。
未来の見えない者に、未来を左右する事業の可能性が判るわけがないのです。
さて、話を未来の日本を救う産業に移しましょう。
あまり銀行の悪口を言うと、WAO! の運営に支障を来たしますので。 

私が個人的に関心を持っているのは、“近代的農業”“食品加工業”“近代的水産業”“ロボット産業”などです。
今の日本の美味しい作物を作る農業技術は間違いなく世界一です。 

美味しい『米』『果物』、それらを最新のテクノロジーがバックアップする。
考えただけでもワクワクしませんか。
この“近代的農業”をやる一部上場の会社や企業が出現すれば、将来は明るい。
更に、世界一が“食品加工技術”
ただ消費期限を長持ちさせたりするのではなく、美味しくなる。
“実際のカニの味とほぼ変わらない”“一流のレストランの味”などなど、ドンドン本物に近づいている。
そして漁業。
いや“水産業”と言った方が良いでしょう。

ロシア・中国・韓国・台湾など、アグレッシブな国と競いながら海に魚を捕りに行くのではなく、生簀で“魚を育てる”“魚を増やす”“魚を大きくする”“魚を美味しくする”。 
これを考える。

これも農業と同じく、テクノロジーやバイオテクノロジーが大活躍する。
これら三つの『食料生産開発事業』の可能性は、きっと世界的食糧不足解決のイニシアチブを、我が国・日本が握ることを暗示します。 

そして“ロボット産業”
今、日本のロボット工学は世界でもトップクラス。
災害現場や様々な環境で、人間に代わって役割を果たす事が世界中で期待されてます。
医療、介護、レスキュー、海底探索、宇宙での作業などなど。
これも考えるだけでワクワクしますね。
これら『ワクワク産業』が人類にもたらすメリットは計り知れないハズです。 

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“工業立国”を目指して近代化した日本、もう曲がり角に来てしまったのではないでしょうか?
モータリゼーションによって自動車メーカーが大企業になり、オートメーション化が様々な公害などの環境課題を産出し、エネルギー産業の希望だった原発が、新たな課題のハードルを越えられなかったり。
国を豊かにする手法の“大転換”の時代がやって来たのだと思います。
そしてそれは、社会主義の国々のような間違いを決して犯してはならない。
なんでもかんでも国営にするのではなく、官民の一体感が大切になって来るのです。
役所は監視・管理するのではなく、手を貸すのです。
民間に協力する事を職務とするのです。
官は予算を使う権利を持ち、決して利益を産み出さなくても良いという“大きな大間違い”を正すべきでしょう。 

積極的に支援するのです。
国民も、民間企業も、国も、出資して、日本という『株式会社』を大きくするのです。
そういう発想でやるのです。
そのために政府は、無駄と思われる出費を徹底的に削り取っていかなければなりません。
議員や官僚じゃダメ。 

属議員は省・業界と繋がってますから、無駄を根本から排除出来ません。
ですから、有識者の中から第三者委員会を立ち上がらせて、徹底的な無駄を削減させます。
出来れば“霞が関の改革”もついでに行いたいですね。
東大出身者ばかりで構成された官僚体制は、硬化してしまったら役に立ちません。
アインシュタインも言ってるように、“知識より想像力が上”
官僚も知識想像力の二院制にすると面白い。
採用方法は、一つは試験で(あまり意味が有りませんが)、もう一つは面接やスカウトです。
政治家や官僚は勉強ばかりしていて、人の顔色は見るが“人”を見ていない。
少しは“人”を見る目を養ったらどうですか。
それとも東大の代わりに[人を見る目を養う学校]でも作るかな?

かつて幕府を倒して西洋に追いつこうとした明治政府は、富国強兵・教育立国・殖産興業などの課題解決に際し、薩長土肥の藩閥に関係なく人材をスカウトしまくりました。
そうです、自らの立身出世ではなく、国家の危急存亡に際して“草莽崛起”の精神で、国を憂う有志たちが藩閥や身分や立場を超えて名乗りを上げ、
また国もダイヤの原石のような人材を見事にスカウトしたのです。

“人を見る目”あったのです。 

とにかく『株式会社 日本』が豊かになれば、福利厚生としての社会福祉も当然よくなりますし、社員としての国民の所得も上がっていきます。
とても楽しい考え方だと思うのです。
前回に引き続き、勝手に社会問題に対する考察を述べたので、いろんなお叱りを受けそうです。
これくらいにして、次回は楽しい話題をお届けいたします。

 

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