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《どうした? 日本人 Ⅱ》

中々涼しくならず、中秋の名月鑑賞後も未だに夏日の連続とは・・・一体地球の気候はどうなっちゃうんでしょうか? このままだと、秋が消滅していきなり冬が来るようです。

日本の四季、そしてその季節の移り変わりに思いを馳せる、豊かな美意識と感受性に溢れた日本人は何処に行ってしまうんでしょうか?

あくまで私見ですが、日本人的感受性が育まれた根源は、『我が国が島国であり火山国であるからだ』と思っております。

島国だから、他国からの侵略を受けにくい、しかしながら大陸からの情報は濾過され純化されながら偏西風のように自然に入って来る。

入った情報は更に加工され独自性を高める。

火山地層なので水が濾過され純度が高い、したがって植物も豊かに繁殖し緑が濃い。

その豊かな自然が四季折々に姿を変え、目と心を潤わせ繊細な感性を紡ぐ、様々な産物を産み出し生活を支える、地方の多様な特色を形成させる。

西から偏西風に乗って入って来た文化が、やがて日本人を海洋民から農耕民に変えていく。

税制(年貢・米本位制)を含め、日本を農業国家に変えていく。

あくまで私見です。

私は歴史家でも民族史家でもありませんので、想像の域を出ませんが。

でも殆ど正しいと思いますが。

その中で土地に縛り付けられ(土着)、閉塞的で視野/了見の狭い忌むべき“村社会”と、長いモノには巻かれろ太きには呑まれろと言った卑しい『隷属根性』も根付いていきます。

これは良くも悪くも、江戸末期まで“武士道”という精神論の対極にあった、日本の農民の代表的な特性だったと言っても過言ではないと思います。

私は、この忌まわしい『隷属根性』が多くの公務員に引き継がれ、今日の若者に対する教育や啓蒙作業をことごとく邪魔している“諸悪の根源”と思っております。

判り易く言うと『大嫌い!!!なのであります。

今でも日本全国いたるところに、連綿と忌まわしき『隷属根性』を受け継ぐ継承者がいるのです。

年齢や世代は関係なく存在しております。 

このような恥ずかしい日本人の特徴は、

“見て見ぬふりをする” “勝ち馬に乗る” “持論はない” “思想哲学も特別無い” “状況を観て平気で嘘をつく” “綺麗ごとを口にする” “都合の悪いことには、なるべく触れないようにする・隠そうとする” “後出しジャンケンが得意” “損得しか判断基準が無い”

先日ニュースで知りましたが、恥ずかしい日本人が富山県・舟橋村に居ました。

この村役場に10年も前から職員にパワハラをして、何人もの退職者を出している問題職員が一人。

こ奴は悪びれもせず、反省もせず、今ものうのうと勤務しているそうです。

居ますね、このように自分が嫌われていることに全く気付かない不感症人間。

もっと悪いのは、この村役場の村長。

“知らなかった”と惚ける悪代官ぶり。

実は知っていたけど、被害職員の訴えも無視し“騒ぐな!”“無かったことにしろ”とかん口令を敷いていたそうです。

呆れてしまいます。

恥ずかしくないのですかね。

この人は、誰が躾と教育をしたのですかね。

こんな奴でも“村長”になれるんですね。

日本の“公務員制度”は、実に素晴らしいと思います 

 

怒りとモヤモヤで過ごす中、先日BSで暫くぶりに浅田次郎『柘榴坂の仇討』を観ました。

泣きました。

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松竹 https://www.shochiku.co.jp より

この『柘榴坂の仇討』、いろんな評論家が“史実とは違う”“月代がどうだこうだ”“原作とは違う”云々、いろんなケチをつけてます。

放っておきましょう、想像力欠落症候群の連中は。

映画と言う商品の評価は、車検に出す車の検査結果とは違い、感動したか、面白かった、で良いハズです。

逆に質問したい。

“あなた方がケチをつけなかった作品は全て“名画”になりうるのでしょうか?” こういう人たちは、映画を観るのではなくCHECK”して楽しんでいるようです。

まあ、どの世界にもこのような手合いはいますけどね。 

時代劇小説家の二大巨匠、司馬 遼太郎と池波 正太郎の亡き後、質の高い時代劇を描けるのは浅田次郎しかいません。

彼の素晴らしい所は、先の二大巨匠や今までの時代劇作家のようなヒーローは描かないことです。

“刀を持った侍の死ぬ美学”ではないのです。

“刀を捨てた、髷も切った、主君も亡くした、職も失った、しかし侍としての誇りと恩義と忠義は捨てられない“ そんな絶望した侍が、新しい生きる目的を見出す物語です。

侍でありながら、武士道というバイブルの足枷に苦しみながらも健気に生きようとする、様々な矛盾と恩讐の中、懸命に光明を見出しながら、新しい時代を逞しく生きようとする。

決して強くカッコイイ侍ではなく、カッコ悪いけど新たな生きる目的を探して“美しい生き方”を捨てない弱者を見事に描きます。

“美しい心”“生きる姿勢”を描きます。 

中井貴一、阿部 寛、藤 竜也の名演と映像の美しさ、音楽も流石の久石 譲。 

名台詞『生きてはくれまいか』『垣根を越えてくれぬか』 ここで涙涙涙。

大量の体の水分が涙となって、出水多量で死ぬかと思いました。

僕は、浅田次郎の描く日本人が大好きです。

 

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